私は嘘が嫌いです

嘘が嫌いです、突然ごめんなさい。

世の中は作り物が多すぎる。

それが駄目なこととは全く思いません。

私は安達祐実さんの旦那さんが撮る

安達祐実さんの写真が大好きです。

本来なら見映えを気にして写さない物、

人がよく見える角度や瞬間を

全部無視した飾らない姿。

これこそが、ありのままのリアルだと感じました。

これまでの芸能生活10年は、いわゆる

表側の自分を沢山お見せしてきたかと思います。

せっかくこのタイミングで形に残せるのならば

思いきって今の素の自分を切り取りたいと感じました。

最初は違和感のあったモノクロの写真たちも

今では見返すたびにどんどん愛着を覚えます。

色が足されることで、色んな情報を添えてくれるけど

逆に色が無くなると、頭のなかでは補完するように

沢山のことを創造させられ

見る時間や、場所によっては

また違った感情を知ることもできました。

写真って楽しい！

そう思える作品が、自分の手で

拘りを持って制作することができ

とても嬉しく思います。

正直自分でもびっくりするくらい

生々しいほどにリアルだけど

これも、私と私の周りにいる人たちに

収めてもらったからこそのリアルさ。

シャッターを切る人によって変わる距離感。

表情の違い。

ピンぼけやブレが、味のある1枚に変わるということ。

上手いとか下手とかじゃなくて

プロだったら絶対撮れなかったような瞬間を

沢山詰め込みました。

あなたのお気に入りはなんですか？

アルバムをめくりながら

色んなことを巡って頂けたら

それはもう、これ以上ない幸せです。

10年という芸能生活節目のタイミングに

このような機会を設けさせて頂き

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

このアルバムを手にとってくれた方々に

写真の面白さ、創造する楽しさ

なんかよく分からないけど、明日も頑張ってみようかな

という気持ちを

少しでも受け取ってもらえたら本望です。

11年目の東李苑も、どうぞ末永く

宜しくお願いいたします。